半谷 一太「ハンくん」 (流通経済大学サッカー部3年)スペシャルインタビューvol.2 P2|第102回高校サッカー選手権大会×sfida

「選手権」に憧れて
尚志高校サッカー部に入部。

3年次には第100回
全国高校サッカー選手権に出場し、
憧れの舞台に立った。

サッカー人生一番の後悔

選手権は2試合に出場したのですが、1試合目はPKを外してしまいました。2試合目は関東第一との試合でした。いつもスタメンで出ていた10番のキャプテンが前半10分くらいでいきなり骨折して、ベンチに座ってたら急に入ることになって。嬉しいとかより焦ってしまいましたね。その時に10番の子にマジで頼むわ、頑張れと言われ、彼からキャプテンマークをもらってアンリに託して。スタンドを見たらベンチ入りできなかった同部屋2人が応援してくれてて、頑張んないとなと思いましたね。その日はひたすらもう過去一走りまくりました。もういいやどうなってもという想いでひたすら頑張って。でもPK戦になった時に1試合目外していたので蹴らなかったんです。また震えてしまうかもと怖くなってしまって。それが高校サッカー一番の後悔ですね。蹴っとけば良かったなって。でも試合自体は楽しかったです。

小さいころから夢見た選手権だったので。ふわふわしてました。疲れなかったです。絶対勝てると思ってたんですよ。だから負けた時は一瞬のことすぎて涙も出なかったですね。やりきったので後悔は無かったけど、後々なんで蹴らなかったんだろうなって。逃げてしまったことが一番の後悔です。負けた日の夜はアンリと一緒に試合見ながら語ってましたね。

悔しい経験を乗り越え、
挑戦し続けるハンくん。
彼を支える存在とは―

心の支えは家族と仲間

家族ですね。高校の時、怪我で2年ちょっとサッカーできなくて、その時にお母さんがわざわざ埼玉から福島まで車で着てくれて病院の送迎してくれたりとか、コルセットを作りに長野まで行ってくれたりとか、それくらいしてくれてて。小学校の時もクラブチームまで1時間ちょっとかかる道を毎日のように送迎してくれてて、恩返ししたいなって思います。TikTokもいつもコメントしてくれます(笑)

高校の寮生活は親元を離れて最初はめっちゃ不安だったし、慣れない環境でホームシックにもなったんですけど、でも同じ目標を掲げてる仲間とみんなで過ごすのが楽しくて。自然と家に帰りたいより寮にいたいって思うようになっていました。辛い時とか練習終わりでも話す相手がいて。家族よりも長く一緒にいるけど喧嘩もしたことないし。

「尚志ファミリー」って言葉があるんですけど、ほんとに家族みたいだなって思います。

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