三橋 春希(常葉大学サッカー部2年)スペシャルインタビューvol.3 P2|第102回高校サッカー選手権大会×sfida

3年次には日本高校サッカー選抜に選出。

デュッセルドルフ
国際ユースサッカー大会では
ヨーロッパの強豪クラブを相手に全勝での
完全優勝を成し遂げた。

日本高校サッカー選抜の活動で見つけた「指標」

チームはいい意味で緊張感が無いというか、めちゃくちゃやりやすかったですね。みんな自分のことをカバーしてくれたり、自分の武器であるヘディングを引き出してくれたり、短所を補い合ってたなって思います。

今ではもう海外でプレーしていたり、プロに近い存在になっていたりする人たちとやれて、トップレベルを肌で感じられたことが自分の中で一つの指標になりました。そういう選手と巡り合えて、自分の中でこういうレベルが上に行くんだなっていうのを教えてもらったというか。また大学で頑張ろうという目標ができました。あとは私生活でも常にサッカーを意識していて、ホテルに帰るバスとかご飯食べてる時とか、サッカー場以外でもずっとサッカーの話をしていました。でもやらないときはやらないみたいな、ON・OFF切り替えができている選手が多かったのでそこがまた勉強になりました。

海外で感じた「違い」

フィジカル的には上手いし強かったですね。でもやっていても全く負ける気がしなかったです。できるなと感じました。

ただ、今の年代では日本が強いのに、なんでここから海外と差が開いていくんだろう、って考えて。海外の人たちはフィジカルと戦術理解を小さい時からやって、そのあとに技術をつけるけど、日本は最初にボールタッチからスタートして、後から戦術やってフィジカルみたいな。順番が逆なのかなって思ったりしました。日本は小さい時は世界に通じるけど、20歳超えてから一気に差が開いていくのはそこの差かなってドイツに行って思いました。粗削りだけどここからうまくなっていく理由があるのかな、その差が何なのか考えながらやらないとなって思っています。

メンタル的なところで言えば、彼らは生活がかかってるので、日本人よりも覚悟が違うなと思いました。その覚悟をどれだけもって取り組めるかで違うんじゃないかなって。大学に行ってもどれだけ割り切って、サッカー一筋に振り切って覚悟を持ってできるか、海外の人たちみて気づかされましたし、今も意識してますね。

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